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日本の人口において高齢者の割合はものすごい勢いで伸びており、 労働者の高齢化と建設労働の急減で宿泊費用もままならないホームレスが急増し路上死などが深刻になっています。 ホームレスの人々に対し「働けばいいんだ」「なぜ働かないのか」「就労の支援を!」というような声を聞きますが、 はたして就労の支援をすれば解決することなのでしょうか。 アメリカの心理学者、マズロー(Maslow.Abraham H)が唱えた学説に『欲求段階説』というものがあります。 これは人間の欲求は5つの階層から成っており、ある階層のレベルの欲求を満たすと1段階上の欲求に駆られるという説です。

@生理的欲求……生物としての本能的なもの。「食べたい」「寝たい」などという欲求
A安全の欲求……自分自身の身を守るために安心できる場所や安定した生活を求める欲求
B所属の欲求……自分を温かく迎えてくれる集団や人を求める欲求
C承認の欲求……社会的に人から自分を認めてもらいたい、尊敬されたいという欲求
D自己実現の欲求……自分自身をより向上させたいという欲求

就労はこの欲求で言えば3・4段階目に当たると思われます。 ホームレスの人々が就労できたとしても、食べること、寝ること、安心して過ごせる場所もままならない状態で安定した生活が望めるでしょうか。 ましてや高齢となれば「就労」という言葉からは程遠くなり、身体機能の低下などから考えても、ますます生理的欲求、安全の欲求を満たす事が先決であると思われます。
当社ではまず、声をかけた人や訪ねて来た人に対しサポーティブハウス内(普段はマンションと呼んでいます)であたたかい食事や寝場所等を提供します。 就労が見込めそうな比較的年齢の若い方には一定期間の滞在を無料にし、職業安定所へ通う計画等から就労にたどりつけるよう支援を行います。 心身状態や高齢の為、就労できない方には生活保護が受けられるように各種手続きを手伝います。 そして、生活相談や生きがい作り、医療・介護との連携により新生活のスタートを見守りサポートしていきます。
この時点でマズローの欲求段階説でいう、三段階目の所属の欲求までを満たしていると言えます。 私たちはこのような段階的な働きかけ(1〜3段階目までを主とする)をして、 当社のミッションである「ホームレス問題の解消」「高齢化問題の改善」に向けて、 過去の功労者であったホームレスの人々が厳しく悲惨な路上生活からのんびりとした老後生活をおくれるように、 さらにその人が地域を担う住民として自立した生活ができるようにと日々仕事に取り組んでいます。

段階的な働きかけにおける具体的な仕事内容(欲求段階説)はこちらで紹介しています。>>

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