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事例報告7
ここで仕事を始める前のホームレスに対する意識は、一言「汚い」でした。初めて来た時もホームレスのたまり場に遭遇し、声もでなかった程です。
それがはや5ヶ月が過ぎ、ここでしっかりはまっている自分がいるのはどうしたことなのでしょうか。 それは、マンションに住んでいる人達と交わることによって意識が変わっていったという大きな象徴でもあります。
ほとんどが気軽に声をかけてくる、普通にどこにでもいるおじいさん、老人なのです。 中には困った方も居られますが、そんな入居者に喝を入れる人、周りに気を配る人、ボランティア活動に精を出す人、 毎日お風呂に入り部屋もきっちりしていないと気がすまない人…なぜホームレスをしていたの?という人達ばかりでした。 色々な状況が重なっての事なのでしょうが、改めて周りの環境によって人間は変わるのだということを実感しました。
また、最近こんなことがありました。病状のあまり良くない人が病院とケンカして戻ってきてしまったのです。 さて、困りました。夕方まではスタッフやヘルパーが見守りをしていけますが、夜間は誰もいません。 そんな折、その人の両隣の人達が「なにか体がおかしいと思ったとき壁を叩いてくれたら救急車を呼ぶよ」と言ってくれたのです。 その階の人達も協力してくれると言ってくれました。昨今、高齢化や孤住化が進み、隣が何をしているのか、 どんな人がいるのかもわからないと言っている世間に比べてこの団結力、助け合いの心は本当に嬉しいものでした。 人間っていいな…思わずそうつぶやいた出来事でした。ここに来て、私の中でホームレスという言葉に対するイメージが確実に変わってきたことが一番の驚きであり、 感動したことでもあります。
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