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◆揺れるナニワのホームレス
オリンピック招致の思惑も絡み、公園のホームレスを囲い込もうとする大阪市に対し、同市西成区のあいりん地区では簡易宿泊所を「福祉マンション」に改装し、
野宿者の自立支援を進める民間の運動が広がっている。(立尾良二)
◆アッという間に満室
ことし六月に福祉マンション第一号「アプリシェイト」をオープンしたのは、日雇い労働者の街・あいりん地区で簡易宿泊所を三軒経営する山田和英社長(43)。
うち一軒を約2千万円かけてワンルームマンションに改装し、入居者を募集したところ、アッという間に全百二十室が野宿出身者で埋まった。
山田さんは、明治時代から工場や港湾、建設労働者でにぎわうあいりん地区で簡易宿泊所を営んできた家系の四代目。
かつて日本の高度成長を支えた顔見知りの労働者達が、高齢化とともに職を失い、野宿する姿を見て「顔を合わせるのもつらかった」と言う。 |